日本語の美しさにひたれる本たち

K-sako2005-06-17

昭和58年の刊行時からこつこつと買い集めた「新潮日本古典集成」シリーズ。これらを、じっくり読み直すことも隠居生活の楽しみのひとつである。「建礼門院右京太夫集」、「和泉式部集」、「法然草」など、幾つか無くしたものもあるが、今のところ25位冊ある。

同じ日本語といっても、源氏物語枕草子平家物語方丈記梁塵秘抄風姿花伝、日本永代蔵、と時代によって、また同じ時代でも作者によって、言葉の響きやリズムが異なる。しかし、いずれも日本語の持つ微妙な色あい、深み、美しさを感じさせてくれる事には変わりが無い。

サラリーマン時代は時間に追われて、字面を追うだけに終始して、ゆったりとした言葉のリズムを味わい、情景をじっくり想像し、余韻に浸るといった、本来の楽しさを得ることは難しかった。

細切れではない、一連の時間を持つことが可能になったいまだから読みかえしたい。

新潮日本古典集成シリーズ