2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
後鳥羽院は『新古今和歌集』撰集のために建仁元年(1201)7月27日に二条殿に広御所に和歌所を設置し、さらに同年11月3に勅撰の宣旨を下して和歌所寄人の中から6人の撰者を選び、その中の一人に寂連は選ばれたが、それからわずか1年後の建仁2年…
品川の珈琲店で文庫本を読んでいると、隣席のシルバーヘアーの上品な女性二人の会話が耳に入って来た。片方の女性曰く「離婚して子連れて出戻った娘と暮らす友人が、今住んでいる古い木造の一軒家を、住居と賃貸を併せ持つ3階建てのマンションに建て替える…
出家した寂蓮の信仰心をしる上で見逃せないのがこの歌合の「雑部十首歌」で、これは『法華経』(巻第十七)の「妙法蓮華経薬王菩薩本事本品第二十三」の中で、法華経が衆生の苦悩を救い多くの願いを充たす利益を12の喩えを元に詠んだもので、寂連はその1…