2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

りんご描分(完)、役者いろいろ

1) りんご描分(完)(1) ふじ何と言ってもりんごは「ふじ」。描いたのは青森県産の「ふじ」です。甘味と酸味がしっかりミックスして「りんごの王者」の風格があります。 (2) シナノゴールドりんご描分のトリは長野県産の「シナノゴールド」です。掌…

新古今の周辺(6)鴨長明(6) 師・俊恵(2)俊恵の秀歌

『無明抄 60 俊恵の秀歌』で鴨長明は彼の歌の師となった俊恵がみ吉野の山かき曇り雪降ればふもとの里はうちしぐれつつを、「かのたぐいひにせむと思ひ給ふる」と俊恵にとっての代表歌に挙げ、もし、後世に俊恵の代表作がはっきりしないようだがと問う人が…

りんご描分(4)、控室で

1) りんご描分(4)(1) ぐんま名月長野県産なのになぜか名前が「ぐんま名月」。「ふじ」と「あかぎ」からうまれたとかで、「あかぎ」が群馬にかんけいしているのでしようか。芳香と濃厚な甘味が楽しめるりんご。 (2) 陽光ゴールデンデリシャスの自…

新古今の周辺(5)鴨長明(5) 師・俊恵(1)師弟の契りにあたっ

『無名抄』の「俊恵(※1)に和歌の師弟の契り結び侍りし初めの言葉にいはく」で始まる「50 歌人は証得すべからざること」を読むと、長明が俊恵から歌の手ほどきを受けるにあたって、「歌という物はこのうえなく昔からの心得のうえになりたっているので、…