2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新古今の周辺(59)寂蓮(6)歌人・中務少輔定長(3)心情吐露か

『住吉社歌合』は嘉応2年(1170)10月9日に、和歌の神社として尊ばれていた住吉社の社頭で藤原敦頼が催したもので、歌題「社頭月」・「旅宿時雨」・「述懐」の三題を歌林苑の大先輩の殷富門院大輔・小侍従と定長を含む歌人50人が番えて競うもので…

(33)下描きなし・三原色+白で描く(6)茄子

1.茄子とミディトマトを描くつもりの態勢。 2.茄子とミディトマトの色を作る。 3.先ず茄子を描き上げる。 4.気が変わって茄子だけを描くことにしたのでバランスの悪い仕上がりに。とはいえ、下絵を描かないから、これで良いと思った時点で仕上げられ…

(32)下描きなし・三原色+白で描く(5)ベビー白菜

1.ベビー白菜の色を作る。 2.題材のベビー白菜を前に描き始めたところ。 3.描き上げたベビー白菜の絵。 4.下絵に多色水彩絵具で2013年12月に描き上げた白菜の絵。 (※)絵具はHOLBEIN製:黄はカドミウム・イエロー・ディープ、赤はカドミウム…

(31)下描きなし・三原色+白で描く(4)キュウリ

1.キュウリの色作りをする。」2.モチーフのキュウリと描き終えた二枚の絵3.最初に描き上げたキュウリ、色が薄すぎた。 4.モチーフに忠実な色を目指して描き直した2枚目の絵5.下絵に多色絵具の混色で彩色した2014年8月の高山キュウリの作品 …

新古今の周辺(58)寂蓮(5)歌人・中務少輔定長(2)歌合デビュ

在俗時代の定長が詠進した主な歌合は、『平経盛朝臣家歌合』(5首)、『実国卿家歌合』(6首)、『住吉社歌合』(3首)、『公通家十首会』(3首)、『宰相入道観蓮歌合』(1首)、『後徳大寺実定家結題百首』(2首)などがあり、先ずは歌合デビューとも…