2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

セロリ、勝鬨の橋歩道 3原色応用の6色絵具

1) アトリエから(1) セロリ 水を張ったガラス瓶にセロリを挿してみた。ガラスを通して見える筋の美しい事。(2)勝鬨橋の歩道 勝鬨橋のアーチが途切れる付近の歩道の光景は直線美に満ちている。 2) 水彩絵具学(2)3原色理論応用の絵具 さて、純粋…

新古今の周辺(10)鴨長明(10)歌合(2)俊恵の歌林苑

俊恵は洛北・白河の僧房で歌林苑と名付けた歌合を月毎に催していた。そこには官位の低い僧侶・貴族・女房などが集って親密な雰囲気に包まれていたとされ、会衆の一員だった鴨長明は『無名抄 14 千鳥、鶴の毛衣を着ること』でその場の雰囲気を伝えている。…

3原色と水彩絵具、東山魁夷の絵具箱

1) 水彩絵具学(1)3原色と水彩絵具どんな色を混ぜても作ることのできない赤・黄・青を3原色といい、この3原色があれば色を無限に作ることが出来るという「3原色理論」は学校で習った。 さらに、赤と黄を混ぜると橙、赤と青を混ぜると紫、黄と青を混…

新古今の周辺(9)鴨長明(9)歌合(1)長明の受難

およそ2千首に近い歌を20巻に収めた『新古今和歌集』の成立において、平安初期以来宮廷・貴族から長明の師・俊恵のうらぶれた僧房にいたる幅広い人々の間で盛んに催された歌合(うたあわせ)の果たした役割は大きい。歌合は歌人を左右に分け、彼らが詠ん…