2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新古今の周辺(30)鴨長明(30)歌論(2)歌風の変遷

71 近代の歌体 2大体、この頃の歌のありようと中頃のそれとの優劣を判じているのに、いつのまにか水・火のように対立するものの如く論じているのは納得ゆくものではありません。というのは、歌のありようは全て世の移り変わりに従って変わってゆくもので…

隠居のHarvard Summer School 留学記(10)

2004年7月9日(金)【プレゼンは組む相手を選ぶ事から】今日のMa先生の授業で2〜3人のチームで「UN(国連)」か「Civil Rights」のテーマで来週の水曜と木曜の午前にプレゼン発表を行う事が決決まった。チーム分けのために希望するテーマを話し合…

新古今の周辺(29)鴨長明(29)歌論(1)今様と中頃の歌風の優

鴨長明は『無名抄』に洞察力を極めた歌論を「近代の歌体」と題して展開している。71 近代の歌体 1 あるひとが、「この頃の人たちの歌に対する見方は二つに分かれているように思えます。中頃の歌風(※1)を良し、と、する歌人たちは、今様の歌風(※2)を…

隠居のHarvard Summer School 留学記(9)

2004年7月8日(木)【日本人グループでディスカッションすると!!】Work-shopで初めて日本人だけでグループ討議を行った。めぐり合わせでたまたまそうなっただけなのだが、顔触れはここ数か月アメリカに滞在して英語学を学んでいる20代後半のM君と…