2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ホーチミンシティの親子、ホーチミンシティ回想(1)

1) アトリエから:ホーチミンシティの親子前回は2007年のツアーで訪れたホーチミンシティの女露天商を描いたが、今回は同じツアーでバスの窓越しに観た親子を描いてみた。(1)親子ビジネス (ホーチミンシティの親子ビジネス)私たち日本人のバスに…

新古今の周辺(14)鴨長明(14)歌こそ命!で90歳の長寿

鴨長明は『無名抄』で「歌こそ命!」と全身全霊を歌に注いで90歳まで生きた老法師のありさまを「63 道因歌に志深きこと」で次のように活写している。「歌道への志の深さにおいては道因入道(※1)に並ぶ者はいません。入道は70〜80歳になるまでは「…

ホーチミンシティの女露天商、女性素描競作

1) アトリエから:ホーチミンシティの女露天商 (ホーチミンシティの女露天商)大して期待もしないで足を運んだ「パスキン」展だったが、女性を魅力的に描く彼の表現力にしばし足を留めてしまった。色彩も素晴らしかったが絵具の下から透けて見える素描か…

新古今の周辺(13)鴨長明(13)歌合(5)狼藉なる会

さて先回の優雅な歌合に対する見苦しく騒々しい歌合とはどのようなものであった、これも俊恵の言葉を借りて長明は『無名抄』で次のように伝えている。54 近代の会狼藉のこと「最近の歌合に連なってみて思う事は、先ずは会場の設営から始めると、参加者の衣…