2009-04-18から1日間の記事一覧

後白河院と平家の女(3)建礼門院(中の1)壇ノ浦で死ぬべきだった

私が「百二十句本」(平仮名本)を定本とした「平家物語」(新潮古典集成)を購入して読んだのは40歳になったばかりの頃であった。その巻第十一・第百五句「早鞆」では幼帝・安徳を抱き抱えて壇ノ浦の海に飛び込んだ母・二位の尼を追って建礼門院が入水す…