2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
そして話は1年後の雨が激しく降りしきる真夜中に飛ぶ。住んでいるアパートに隣接する児童公園で、二人の若い酔っ払いが大声で喧嘩をしていてなかなか寝付かれなかったのだが、何とその片割れが公園とアパートの間に植えている木を伝って私の部屋の窓に近づ…
(1969年頃住んでいた賃貸アパートに隣接する児童公園)
1969年、25歳の時、西武池袋線沿線の六畳一間・風呂無・トイレ共用の賃貸アパートに住んでいた。大手町のオフィスから45分、最寄駅から7分位で私にはとても便利に思えた。店子は2階に女性が3人、1階に男性が1人、共用トイレは店子の当番制だっ…
(1969年頃住んでいた賃貸アパートの窓からの眺め)
手箒を買ってホンの一時凌ぎの積りで古い姿見の欠けた木枠の先端に引っ掛けておいたのだが、これが妙にマッチして、割賦販売(今や死語)で買って以来使い古して廃品寸前になった姿見を生き返らせている。さらには、老前整理で簡素・シンプルな部屋になった…
長い会社員時代は「お肉を食べないと食事をした気にならない」というほどの肉食女で、その結果はぶあつく張り付いた皮下脂肪でバスト・ウエスト・ヒップは一直線となりお洒落は自分には関係ないものとなっていた。特に配置転換で約1年ほど目黒の職場に勤務…
2004年8月6日(金) 【Break the Ice】今日は午後のPlenary Lecture Series の授業で、ニコラス・コペルニクスの著作を世界の果てまで追いかけている、少しマニアックな教授のスピーチに対して、初めて私は質問した。このPlenary Lecture Seriesとは、…
1977年(昭和52年)の初めての海外旅行でサンフランシスコとロスアンゼルスを経て最終地のハワイで買った物で、かれこれ40年使っているが、黒い塗盆や木目の美しい丸盆を差し置いて毎日出番を勝ち得てきたのには、使用主にとって得難い持ち味があっ…
この時期は、エアコン嫌いのシニアに対する熱中症対策として「適切なエアコンの温度設定と頻繁な水分補給を」の、お触れがあちこちで目に付く。で、ご多分に漏れずエアコン嫌いのシニアの私は、コーヒーやお茶を飲むたびに多めにお湯を沸かして、このガラス…
鴨長明は師・俊恵の教えをとりいれつつ「本歌取」に対する自論を「新古の歌」と題して『無名抄』で次のように述べている。74 新古の歌 1一つには、古歌をとるにも(本歌取)にも方法がある。古い歌のなかの、趣のあることばで、歌の中に裁ちいれても飾り…
ローストしたミックス・ナッツが好きでお茶うけにボリボリいい音をさせながら食べていたのだが、アーモンドを噛んで居る時に歯にヒビが入り、被せの取替と云う予想外の出費に直面して以来ナッツを食べるのをやめていた。ところが最近友人がビールのお伴にと…
朝、顔を洗って鏡に映った顔をまじまじと見ていると、微妙に肌の色が違う。おでこから眉周辺は地の色(色黒)、眉から目の下周辺は肌色がかった赤銅色、で、残り部分は赤銅色。多分、顔に日焼け止めクリームを塗っただけで、キャスケットを被って炎天下の屋…
2003年に買って足掛け13年も満足して使っていたNOKIA携帯機を、2015年12月以降使用不可になるとの総務省の通達とかで、他の携帯機に切り替える羽目になった。NOKIA携帯機を買った時の通信キャリアはvodafoneだったが程なく日本から撤退し、その…
定年を機にヘアダイを止める積りでいたのに10年近くためらってきたのは、白髪と黒髪がぶち模様の「プリン頭」をどうカバーするかの名案が浮かばなかったから。ところが2年前、ヘアダイ直後に頭皮が炎症を起こし、医師の『ヘアダイ当面停止』の診断を機に…
定年を機に念願の隠居生活を始めて一番嬉しかったのは、重くてかさばるショルダーバッグ、パンプス、そしてストッキングから解放された事だった。40年近い会社員生活を通して、パンパンに凝った肩、外反母趾による半端ではない親指の痛み、そして汗ばむ時…
朝食には季節の果物と牛乳と決めている。今の時期はスモモを食べる事が多い。洗ったスモモを皮ごとスライスして一切れ一切れをじっくり噛みしめる。たっぷりとした甘酸っぱい果汁が夏バテ気味の心と身体に生気を与えてくれる。
5年余り使ってきたロボット掃除機のルンバを粗大ゴミに出して代わりにルンバの16分の1の値段でスティック掃除機を買った。何故か、寄る年波が古希+2歳の私に「身体を動かさずに楽をしていると廃用症候群になるよ」と囁いたから。つまり、年を取ると使わ…
2004年8月3日(火) 【クラスメートと中華街に繰り出す】今日は、授業終了後に、クラスメートとカークランドハウスの中庭に集合して、中華街に繰り出した。顔ぶれは、日本人男性K君、台湾のビジネスマンE氏とC氏、日本人女性Mさん、K君のルームメ…
鴨長明は幾つかの場面を示して「幽玄の心」のある者とない者の違いを『無名抄』で述べているが、私としては藤原良経と藤原定家が詠んだ歌から「幽玄の心」とはどのようなものかを探ることにした。71近代の歌体 9鴨長明は【秋の夕暮れの空を見て】、【良き…