これまで水彩絵具の混色理論を知る試みを何度か重ねてきた。
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http://d.hatena.ne.jp/K-sako+kankyo/searchdiary?word=%BF%E5%BA%CC%B2%E8
が、実際の場では、最初に下描きをし、その上に数十色も揃えた絵具の中からモチーフに近そうな色を選び、水の量による濃淡に注意を払ってきたのだが、塗り絵のような作品の仕上がりに違和感を抱えたまま、そのうち描くことから遠ざかっていた。
それでも何とか描く暮らしを取り戻したいと参考文献を当たっているうちに『三原色の絵の具箱』(ほるぷ社)に出会い、「三原色+白の混色で下描き無しで描く」方法が案外自分に合った表現方法になるかもしれないと、しばらく練習することにした。なお、この本では赤・黄・青の青に薄めの青と濃いめの青の2色使いを提案しているのでそれに従った。
先ずは手元にあった王林から描く。
(1) 準備態勢
(3) 仕上がり
(4)下絵に多色彩絵具の混色で彩色した2013年12月の林檎の作品
(※)絵具はHOLBEIN製のカドミウム・イエロー・ディープ、カドミウム・レッド・ライト、セルリアン・ブルー、ウルトラマリン・ディープ、NICKER製のニューホワイトを、sketchbookは無印良品のF1を使用。