1) アトリエから
(1) セロリ
水を張ったガラス瓶にセロリを挿してみた。ガラスを通して見える筋の美しい事。
(2)勝鬨橋の歩道
勝鬨橋のアーチが途切れる付近の歩道の光景は直線美に満ちている。
2) 水彩絵具学(2)3原色理論応用の絵具
さて、純粋な赤・黄・青を持たない水彩絵の具を用いて3原色理論をどう応用するか。参考文献では?2色のみを含む赤・黄・青の絵具、?鮮やかな2次色が作れるかの2つの条件のもとに6色を選び出している。
で、その6色とは何色か。ここで、私が60年ぶりに分度器とコンパスを用いて文献通りに描いた下図を見て頂きたい。左上から時計回りに、黄はカドミゥムイエローディープとレモンイエロー、青はセルリアンブルーとウルトラマリンディープ、赤はクリムゾンレーキとカドミウムレッドライト。
次にこの6色のそれぞれの特徴を見てみたい。
(1) カドミウムイエローディープ(赤みを含む暖色の黄)
・カドミウムレッドライトと混ぜると鮮やかな黄橙。
・ウルトラマリンディープと混ぜるとくすんだ緑。
・クリムゾンレーキを混ぜるとくすんだ橙
・セルリアンブルーを混ぜると鮮やかな緑
・カドミウムイエローディープを混ぜると暖かみのある緑。
・レモンイエローを混ぜると鮮やかな青緑。
・レモンイエローを混ぜるとくすんだ青緑
・クリムゾンレーキを混ぜると鮮やかな青紫
(5)クリムゾンレーキ(青みを含む寒色系の赤)
・カドミウムイエローディープを混ぜると暗い赤橙
・ウルトラマリンディープを混ぜると鮮やかな赤紫
(6)カドミウムレッドライト(黄みを含む暖色系の赤)
・カドミウムイエローディープを混ぜると鮮やかな赤橙。
・セルリアンブルーを混ぜるとくすんだ赤紫
参考文献:いずれも鈴木輝實著
「透明水彩混色教室すぐに役立つ色づくりの実技」(グラフィック社)
「水彩画を極める混色テクニック」(Gakken)