太治5年(1130)正月3日、前関白・藤原忠実が偏愛する次男で11歳の菖蒲若(あやわか)を後見して、無事に「昇殿の儀」を遂げさせたのは『中右記』の著者・藤原宗忠であった。これに先立ち、宮廷人として殿上の簡(※1)に記される菖蒲若の名前の命名者…
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