隠居Journal:神保町と私(9)回想(9)2012年11月:古書祭でピカソの素描集を

絵画教室に通い始めて半年経た頃、講師から年に一回開催される絵画教室主催の受講生の作品展示会に私が最近仕上げた、鴉の剥製をモチーフにした習作「狙いを定めて」を出品しないかと声をかけられて有頂天になり、友人に展示会案内を兼ねてメールで知らせたところ、二つのグループが展示会場に足を運んでくれた。

 

 

規模の大きい絵画教室で、5年、10年通うベテラン受講生の作品が居並ぶ展示会での入選や入賞は及ばなかったが、鑑賞後の飲み会で友人達から的確で、かつ思いもかけぬ好評を頂戴したのは励みになった。

 

で、今日は、神保町で開催中の古書祭りに繰り出して、デッサンのスキルを向上させる参考資料を物色しようと家を出た。

 

 

そして、あちらの屋台、こちらの店頭を好みの書籍を求めて行き来する人混みをかき分けて見つけたのが、既に廃刊になっている雑誌「アトリエ」の、1936年発行の臨時増刊号「ピカソ素描集」だった。