描く人願望(6)「お絵描き帳」’74阿蘇 雄大さ描ききれず

長崎へはバスで向かったのだが、その途中で阿蘇周遊で楽しんだ。文字通りのホットスポットといえる噴火口はバスを降りて近くまで足を運んだ。

 モクモクと立ち昇る黒い煙と湿った熱気を通して見えたのは擂り鉢状の深い深い火口で、一歩足を踏み入るとズルズルと足を取られて二度と這い上がれない蟻地獄を連想させた。

 山上で頬張った焼イカ、身が厚くてほっかり柔らかくて美味しかった。名物なのかな。

 で、バスに戻って、窓からの景色の雄大さに魅了されてお絵描帳を取り出したのだが、感性には多少自信があったがそれを表現する腕が未熟である事を思い知る。

バスが動くから描けなかったわけでは決してありません。