隠居のHarvard Summer School 留学記(26)

2004年8月18日(水)

【初めての単独プレゼンテーション】

今日の午後のwork shopで初めて単独でプレゼンテーションを行った。

これはwork shopの総仕上げとして、3人から4人でチームを組み、施設見学、Plenary Lecture Seriesでの教授の講義、グループディスカッションなど、これまで学んだものから4つのテーマを選び、各チーム20分の持ち時間でプレゼンを行うことになったもので、 しかも、全てのテーマに、今期の英語研修プログラムの基調である「政治・環境・教育」の三つを関連付けることが課せられていた。

4人編成の私達のチームは、英語研修プログラムのオープニングイベントに上映されたスピルバーグ監督のアメリカの奴隷解放を描いた映画「The Amistad Revolt」、Plenary Lecture Seriesから「”BUSHIDO” The Warrior’s Code」と「Why We Run?」、そして施設見学から「John F. Kennedy Library and Museum」の4つのテーマを選び、一人が一つのテーマを、各自5分の持ち時間で単独のプレレゼン発表を行うこととし、私は「John F. Kennedy Library and Museum」のテーマを引き受けた。

私は「John F. Kennedy Library and Museum」のプレゼン準備を進める中で「政治」は、ケネディの際立った業績であるソ連と結んだ部分核実験停止条約締結を、「環境」は、その条約締結を急いだ背景に大気汚染防止があることを、「教育」は当機関が現在も取り組んでいる中学・高校の教師や生徒を対象とした教育プログラムを基本に据える事にした。

今回のプレゼン発表は今日と明日の二日がかりで行われることになったが、私たちのチームは早く終わらせたいので今日を希望したのだが、初日のプレゼンが終わったところで、Mo先生が、大半のプレゼンは細部にばかりに焦点を当てすぎて、主題の政治・環境・教育の三つの関連性が貫かれていない、つまり「木を見て、森を見ていない」ので明日はきちんとするようにと厳しく講評した。

その後で、Ma先生は「Kazuのプレゼンは、きちんと三つの主題が関連付けられている」と評価してくれた。

写真はプレゼン資料