ホーチミンシティの親子、ホーチミンシティ回想(1)

1) アトリエから:ホーチミンシティの親子

前回は2007年のツアーで訪れたホーチミンシティの女露天商を描いたが、今回は同じツアーでバスの窓越しに観た親子を描いてみた。

(1)親子ビジネス

 

ホーチミンシティの親子ビジネス)

私たち日本人のバスにスーッとバイクで寄ってきたイケメン夫婦。夫はスカーフを、妻は帽子を売っていた。現地ガイドによると彼らは観光客相手に商売をしていて、子供はアイ・キャッチャーの役目を果たしているとか。紅葉のような可愛い手でひらひらされると思わず目がそちらにゆき、気が付けばこちらも手を振っていた。

(2)下校時の母と子

ホーチミンシティの下校時の母と子)

小学校の下校時にぶつかったのか、子供をバイクの前に載せて走る母親の姿がやたらに目についた。ガイドによると、子供の誘拐が少なくないので小学生の通学は親が送迎するのが一般的になっているとか。


2) ホーチミンシティ回想(1)投資視察ツアー

2007年2月7日に2泊3日のホーチミンシティ・ツアーに参加したのはBRICsに次ぐ経済成長が期待される新興国として、フィリピン、タイなどと共にベトナムが有望視されていて、社会主義国でありながら市場経済を目指す人たちに直接触れたいという好奇心からであった。

さらには、普段では足を踏み入れる事の出来ないホーチミン証券取引所サイゴン証券を始めとする数社の現地企業訪問が組み込まれていて興味を抱いた事と、こんなツアーに参加するのはどういう人たちなのかという野次馬根性が、ベトナム投資にそれほど関心を持っていなかった私の背中を押したからであった。

リーマンショック前の当時は低迷する先進国経済を尻目にアジアの新興国の経済成長が関心を集めていて、個人投資家を対象に現地の証券会社での口座開設を含めた企業見学ツアーが盛んに企画され、そんな動きに対するメディアの注目が高かった事は私たちのツアーに「ワールド・ビジネス・サテライト」のクルーが同行した事からも明らかであった。

私としては密かに参加した筈が、テレビ放映のお蔭で知人たちの知る所となるおまけまでついたのだった。

(1)ホーチミン証券取引所

ここでは職員から「外国人投資家の割合は日本が一番」と説明され、私たち日本人一行は一斉に「ホーッ」と喚声を上げた。

(2)サイゴン証券


サイゴン証券では株価ボードとそれに見入る人たちの写真撮影は禁止された。それにしても昼日中から若い人たち(人口比率で若者が圧倒的に多いのだから当然なのだが)がぎっしり詰めかけているのに驚いた。