2013-10-18から1日間の記事一覧

後白河院と文爛漫(17)公卿も書く(12)『台記』(5)欠ける望

「頂点を極めた御堂道長から下って5代目に当たる藤原頼長の『台記』は正に摂関家自壊の物語でもある」と先回述べたのは、専制君主・白河法皇の摂関家への支配力強化のみが崩壊の要因ではなく、忠実・頼長と忠通との間に展開されて周囲を辟易させた摂関家嫡…