透明水彩絵具で描くのは私の表現方法に合わないと長い間思っていたのだが、案の定、前回の「月島橋」は透明水彩絵具で行き詰まった作品を手持ちのカラーコンテ・パステル・色鉛筆・クレヨンを動員して仕上げに漕ぎ着けたものである。
この体験を通して、多様な絵具を用いた方が自分の表現に合っているという事が分かり、名付けて「雑絵具画法」を手探りで勉強することにした。先ずは、それぞれの絵具の使い方を会得するために、今回は生き物のスケッチから。
(1)デジカメ撮影した上野動物園のゴリラをコンテでスケッチ
(2)STABILO社のパステル色鉛筆で歩行者のスケッチ
日本人は膝を曲げ、欧米人は膝を伸ばして歩くのがよく解る。
(3)STABILO社のパステル色鉛筆でカフェでの人物スケッチ
このように、スケッチで、カラーコンテ、パステル鉛筆で描き具合を試してみたが、いずれも濃淡・陰影の描き分け、細かい描写をするには未だ未だ未熟だと痛感した次第。