「吉原手引草」松井今朝子著(幻冬社)は、読者に、面白すぎて一気に読みたいが、他方で、選び抜かれた語り口から発散する蠱惑的な吉原の雰囲気をじっくり噛みしめたいので時間をかけて読みたいと迷いを起こさせる本である。 物語は、吉原一の全盛を謳われた…
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