2018-07-01から1日間の記事一覧

新古今の周辺(82)寂蓮(29)和歌所(6)『三体和歌会』(2)

更に続けて『三体和歌会』での寂蓮の詠歌を見てゆきたい。 夏 太くおおきに読むべし 夏の夜の有明の空に郭公月よりおつる夜半の一声 (現代語訳:夏の夜の明けようとする頃の空に、郭公の月の内より出てくるかと思われる夜半の一声がする) 秋 からびほそく…