・ かきやりてその黒髪のすぢごとにうち臥すほどは面影ぞ立つ 何ともぞくぞくするほど官能的な歌ではないか。藤原定家は恋歌の名手である。これほど洗練された感性の持ち主が今なお広く膾炙される式子内親王の忍ぶ恋の相手であっても少しもおかしくはない。 …
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