卵のコストパフォーマンス

長い会社員時代は「お肉を食べないと食事をした気にならない」というほどの肉食女で、その結果はぶあつく張り付いた皮下脂肪でバスト・ウエスト・ヒップは一直線となりお洒落は自分には関係ないものとなっていた。

特に配置転換で約1年ほど目黒の職場に勤務していた時は、権之助坂商店街が焼肉店の激戦地だった事もあって、ランチタイムに自然に焼き肉店に足が向き、その時期の健診での私のコレステロール値は担当医を驚かせるに充分であった。

そういう訳で、ある時季コレステロールの塊と喧伝されていた卵は私にとってはご法度だった。
  
そんな私も定年を機に「この肥満とコレステロール値を何とかかせにゃ」と自炊生活を開始し、玄米・野菜・大豆・魚中心の食生活に切り替えたところ、開始4年目くらいから体重が減りはじめ、今やBMIは21〜22位、コレステロール値は少し高めに納まっていると思う。

で、今は、卵は「食卓の友」と化し、3日続けて卵かけごはんを食べる事もある。魚肉に比べてタンパク質を始めとする高い栄養価の割に価格は極めて安い。ささやかな年金で暮らす者にとって、このコストパフォーマンスの高さは無視できない。有難い事です。