(26)○○搾り胡麻油

この絵は2013年頃にデッサンの練習に描いたものだが、はてラベルの向こう側の文字は何だったか。「搾り」であることまでは確かだが「一番搾り」だとビールになるし。

多分「古式搾り胡麻油」だろう。工場の機械で搾るのではなく、長年使い込んだ飴色よりも黒炭色に染まった木製の圧縮機で搾りあげた胡麻油。

胡麻の香りがふわーっと周りに漂い、まろやかな味で、茹でた青菜はもとより、熱々のご飯に数滴たらしてもしっくり馴染む味だった。

有機食品宅配のカタログからいつの間にか消えてしまったが、私の舌は未だにこれを求めている。