彼方の記憶(4)スタバのイチローカード

2005年4月5日の日経夕刊だったと思うが、「スタバのプリペイカード、イチロー選手起用」という見出しで、当時のハワード・シュルツ会長の写真入りコメントを掲載していた。あの頃は、イチローの拠点もスタバの拠点も共にシアトルという連帯感からの意気投合でもあったであろう。

私はイチロー選手ファンだったのと、「顧客が1枚千円のカードを購入するたびに2百円を闘病中の子供を支援する団体に寄付する」という趣旨が気に入って早速イチローカードを購入した。

シュルツ会長としては、イチローの人気と抜群の知名度を通して日本へのさらなる進出をもくろんでいたと思うが、いまや、大都会では「どこにでもあるスタバ」を実現しただけでなく、全都道府県を制覇してしまった。