隠居のHarvard Summer School 留学記(23)

2004年8月8日(日)

【エネルギーを充電して】

昨日は組織的に物事を奨めなければと思ったものの、疲れが溜まったのか結局一日中ぼんやりして、応募するエッセイのプロットを練る計画は結局おじゃんになった。どういうわけか頭の中が煮詰まって、考えるメカニズムが作動しない。ここ2,3日、気温の変動が激しかったので、昨夜は体調を整える必要もあり、熟睡を優先してエネルギー補充を図ったというふうに自己弁護しておこう。

実際に先週の木曜・金曜はプレゼン発表、エッセイコンテスト応募原稿の準備と、ほとほとエネルギーを使い果たして、よれよれで歩きながら眠れる位だった。

いずれにしても、残り期間を落ちこぼれることなく無事終了するためには、この辺りで一休みし、充電する必要はある。私のこれまでの人生を振り返っても、この40日間は相当背伸びしている状態だった。人間はそんなに来る日も来る日も、自分の限界を120%も150%も引き伸ばし続けられるものではない。

しかし、本当に久しぶりに熟睡したから、どうやら考えるメカニズムは働きそうだ。冷蔵庫の食品も充電しているから、部屋に缶詰状態でエッセイコンテストの応募原稿の目途はつけたい。

キャンパス内のUniversity Museumの外観と展示


 

2004年 8月13日(金)
【フィードバック評価 】

今夜、サマースクール学校当局からEメールでフィードバック評価が届き私は事実上の終了資格を得たことを知る。このフィードバックメールは、教科書の内容、カリキュラム、クラス運営、教師の授業の進め方、及び授業料が適正か、そして再びサマースクールに参加したいか、などの学校当局の設問に、学生が回答してメールで返送する。

匿名だから率直な意見を書ける。学校当局としては、私達のフィードバックの結果を参考にして、来年のサマースクール運営や、教科書編集、カリキュラム編成、あるいは教師陣の見直しなどを考慮するのであろう。但し授業料を上げる事はあっても下げることはしないであろうが。

私自身の回答は、文法教科書の使い難い編集、一部のプロフェッサーの適切ではないレクチャー、段取りの悪い施設見学(かなりの学生からブーイングが起った)に対する不満は明記したが、それ以外は概ね満足できるもので、特に担当のMa先生の教育スキルと熱意には感謝のコメントをつけてメール返信した。そして、例年もサマースクールに参加したいかという設問には、もし、ライティング・スキル・コースが新設されたら再び参加したいとも答えておいた。

とはいうものの、遂に最後となる来週は、午前と午後の授業で、三つのプレゼン発表を控えている。最後の最後だから、これから別れてゆく先生、クラスメート達とお互いに良い思い出になる様な結果にするのが、せめてもの礼儀かもしれない。

落ち込んだ私を何時も慰めてくれたチャールズリバー