平飼いたまごとスモモ、画材屋さんで


(1) 生卵賛歌

この夏は生卵さんに大変お世話になりました。火を使わず、アツアツのご飯にのせて醤油と混ぜるだけで栄養満点の逸品が仕上がるのですから。

 6年近く「卵はご法度」で暮らしてきた私ですが、近年、「卵はコレステロール値を上げる犯人ではない」説が定着し、ならば、2〜3日に1個位ならと、卵との関係を復活させた次第。で、この猛暑の時期、食卓の友として、元気の素として欠かせなかった「平飼いたまご」への感謝をこめて描いてみた。



(2) スモモの雁行

甘酸っぱいスモモ、見た目も愛らしいので雁行に見立てて描いてみた。
「そこのけ、そこのけ、スモモが通る!」



(3) 画材屋さんで

私鉄沿線の小さな画材屋さんで絵の具を選んでいた時、大きな号数の額装を注文した常連と思しき60歳前後の富裕な婦人と店主の会話が耳に入ってきた。

女性:「最近仲間が自分の描いた絵を次々に友人にあげているのよ。先が長くなくなると売れるわけでもない絵を家族に残すのも、と、思うのね」

店主:「そうですか」