2017-05-01から1日間の記事一覧

新古今の周辺(56)寂蓮(3)煌めく天才相関図

『尊卑分脈』(※1)によれば、定長(寂蓮)は久安年間(1145〜1150)の末頃、藤原俊成の養子になっている。俊成には既に嫡男の成家がいたが、彼に歌道の御子左家(※2)を継がせるのは無理と見切りをつけ、当時12、3才ながら歌才の萌芽を見せ始…